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アメリカ人のゾンビ好きは異常

いや、昨日ですね、ブラッドピット主演の「ワールドウォーZ」を見たわけですよ。アマゾンプライムで。前々から目をつけてはいたのですがなかなか見る機会がなく、なんとなく退廃的な気分になったので、昨日見たんです。

 

出典がどうしても探せなかったのですが、昔見たニュース記事によると、この映画、ゾンビの露出が圧倒的に多くて歴代1位の出現数らしいのですよね。

 

で、改めて思ったこと。

 

アメリカ人ってゾンビもの好きだよなー、ってこと。

 

www.gizmodo.jp

 

以下、上記Gizmodoの記事からちょっと抜粋してみます。

 

・ゾンビと奴隷制度の関係

ゾンビの物語はその後半世紀も変化し続けながら、根底には奴隷制時代の影響と人種問題が流れ続けていたのです。

・飢えて病んだモンスター

ゾンビたちはより「消費」に結びつけて描かれるようになりました。(中略)ゾンビの底なしの食欲は、昨今多くのゾンビ・ストーリーでお約束となっています。その上で最近よく見られるひねりは、ゾンビが伝染病のように広がっていくというものです。

・死者はよみがえる...過去から逃れることはできないから

世界の終末に生き残った人間たちは、異人種間での緊張を強いられ、ときにはそれが原因で暴力事件が起こることさえあります。(中略)ゾンビとは、恐ろしい出来事の、忘れてしまいたい記憶のようなものです。でも、ただの記憶ではありません。失われた命や、破壊された家、傷ついた国家に関する集団的記憶なのです。

 

つまり、ゾンビものっていうのは、アメリカの抱えてきた歴史的な課題を、ゾンビというアイコンにのせて表現しているということなんでしょうかね。

 

でもやっぱりわからないのは、その残酷描写。怖いもの見たさっていうんですか。どうしても表現がグロい。けど、絶妙にそれに魅せられてしまう。これは肉体という物質を介したアメリカンマッチョの精神が根底にあるのですかね。

日本とかだと、やっぱり霊的な何かになるじゃないですか。それって、どっちかっていうと、直接手を下すというよりは、霊に導かれて自殺してしまったとかそんな話が多い。もっと精神的なところでの怖さになるんです。

でも、こっち系の怖さもハリウッドでリメイクされていたりするので、それはそれで彼らも怖いのでしょう。

 

私はそんなにゾンビものを消費しているわけではないのですが、ウォーキングデッドは大好きで、それは上述したような、アメリカンの抱えるなんていうか人間的な闇をこれでもかというくらいえぐってくれるという部分に惹かれているのかなあと思んです。

 

あ、そうそう。ワールドウォーZの話から始まったんですね。最後にちょっと違和感もった感想としては、

ゾンビ速すぎ

ってところですかね。

ジョジョでも描かれていたことですが、ゾンビって精神の限界を超えて肉体が動き出すんで、ゾンビはものすごい怪力だったりするんですが、早いっていうのは印象がないですよね。確かに、怪力なら早くてもおかしくないんですが、どうもゾンビってトロイって印象だったので。

ウォーキングデッドでもせいぜい、早歩き程度のスピードですよ。テレ東で昔やってた「玉川区役所 OF THE DEAD」では、ゾンビはトロイんで気を付ければ大丈夫、てな話でしたしね。

 

何はともあれ、ウォーキングデッドも含め、私のゾンビライフを充実させてくれるアマゾンプライム最高です。絶対年会費以上の費用対効果はあるよなあ。