諸々の諸事情により

日常を豊かにするちょっとしたこと。

よろしい、ならば転職だ

諸君 私は吉野家が好きだ
諸君 私は吉野家が好きだ
諸君 私は吉野家が大好きだ
牛丼が好きだ 特朝定食が好きだ けんちん定食が好きだ 牛鮭定食が好きだ
味噌汁が好きだ ギョク(卵)が好きだ お新香が好きだ 野菜サラダが好きだ
並で 大盛りで 特盛りで つゆだくで ねぎだくで 肉だくで
吉野家によって食わされるありとあらゆる食物が大好きだ
人がいっぱいで通れないのが好きだ
垂れ幕に「150円引き」と書いてあるのを見たときなど心がおどる
得意げな顔のド素人が隣の奴にアホかバカかと言っているのが好きだ
「つゆだく」がきょうび流行らなくなった時など胸がすくような気持ちだった
一家四人があちこちに並んでいるを見るのが好きだ
家長の人間が 「よーしパパ特盛り頼んじゃうぞー」と言ってる時など感動すら覚える
最強の隣の奴がぶちぎれている様などはもうたまらない
U字テーブルの向かいの客と喧嘩を始めるのも最高だ
牛丼を大盛りで頼み ねぎを多めに ギョクをつけて食う時など絶頂すら覚える
150円をもらって 席を譲るのが好きだ
吉野家通の罵倒を浴びて 女子供がすっこんでいく様はとてもとても悲しいものだ
刺すか刺されるかの雰囲気を受けて 店主が包丁で乱入してくるのが好きだ
吉野家通に問い詰められて 「つゆだく」を撤回させられるのは 屈辱の極みだ
諸君 私は地獄の様な吉野家を望んでいる。
諸君 私に付き従う吉野家店員諸君 君達は一体 何を望んでいる?
更なる値下げを望むか? 情け容赦のない 糞のような肉骨粉を望むか?
コスト削減の限りを尽くし 200円を切る 嵐のような競争を望むか?
牛丼!!牛丼!!牛丼!!
よろしい ならば吉野家
我々は極限の空腹をかかえ 今まさに食わんとする餓鬼だ
だが この暗い牛丼業界の底で 小一時間ものあいだただの素人であった我々に
ただの牛丼ではもはやおすすめできない!!
牛丼を!!一心不乱の特盛りを!!
我らはたかが一家四人に満たぬ家族連れにすぎない
だが諸君は 一騎当千の古強者だと 私は信仰している
ならば我らは諸君と私で おめでたい状態となる
我々をマークし いい気になっている吉野家店員を叩き起こそう
髪の毛を引きずり下ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中にねぎだくの素晴らしさを思い出させてやる
連中につゆだくの力を思い知らせてやる
吉野家通のはざまには 奴らの哲学では思いもよらぬ事がある事を思い出させてやる
諸刃の剣で 世界を埋めつくしてやる
目標 吉野家!!
牛鮭定食を注文せよ
征くぞ 諸君!!!
 
これ、著作権とかあるのかしら? 出典は2chとかだったと思います。
冒頭の狂ったような演説は、「諸君、私は戦争が好きだ」から始まるフレーズで、「よろしい、ならば戦争だ!」となだれこむ、平野耕太さんの漫画「HELLSING」に登場するセリフのパロディのひとつでして、ほかに、もうどんが好きだ、とか2ちゃんねるが好きだ、とかいろいろあって笑えます。
 
何かこう、孤高の響きがあって、いいですよね。
 
よろしいならば転職だ
 
と、こう言いたいがために長々と引用しました。
もうね、ひとつの会社に縛られてる場合じゃないんですよ。実際の話。40も過ぎて一つの会社にしかいたことがないって、もう自分で自分のキャリアをつぶしているとしか思えないんです。とはいえ、自分がいいんならいいんですよ、その会社が楽しければ。仕事が楽しければ。あるいは人生が充実していれば。
 
でも多かれ少なかれ、呑み屋で、コーヒーショップで、電話で、あるいは奥さんなんかに向かって、自分の不遇をぶつぶつつぶやいているくらいなら、思い切ってどーんと外の世界に向かっていきましょう。
 
エントリーシートを書いたことがない? 大丈夫です。おせっかいなエージェントがなんとかしてくれます。まずは話を聞きに行ってみては?
 
やりたいことがない? それこそまさにチャンスです。やりたいこと、おせっかいな人がいろいろ見つけてくれますよ。
 
体力に自信がない? よろしい。私なんかはまったく自信がありませんが、特攻しています。これ、意外となんとかなります。ましてや30代までのあなたたちならなおさらです。50過ぎたおっさんなら、おっさんなりの力を出せばいいんです。逆に60くらいから元気になる人もいます。脳科学的には、50歳過ぎたあたりから大脳の構造が変容して、これまでの知識や経験が、知恵に変わる、とも言われていますよ。
 
転職理由なんて、「太陽がまぶしかったから」なんてことでもいいんです。
 
世の中のいろいろある自己啓発書の類で言われていること、私も勉強はしますが、反面、直感的になじまないものは全力で否定していいんだと思っています。
 

私が否定したい3つのこと

「即断即決」

ゼロ秒思考とか言われているじゃないですか。でも、できる人とできない人がいると思うんです。何ごとも訓練だとは思いますよ。ええ。私も即断即決できることはできます。ただ、すべての事象が即断即決できるわけじゃありません。
怒りを覚えたら6秒我慢しろ、とかよく言われますよね。6秒もたてば、怒りを客観的に見ることができるというように言われているので、突発的な爆発で人間関係を壊さなくてすむという、心理学的な知見のようです。
これと同じで、ビジネスの決断も、6秒は考えたほうがいいと思うのです。もっというと、一晩寝かすくらいの気持ちでいいと思うんです。
明日になれば、また気持ちが変わることだってあるじゃないですか。明後日になってもまだころころ気が変わるような案件であれば、他人に頼ればいいんです。もっと早く言えって? それは無理です。だって、自分のプロセスとして必要な時間だったんですから。
 

「率先垂範」

リーダーたるもの、みなの見本にならねばならぬ、と気負ってしまいます。でも、人には合う合わないってあるじゃないですか。合わない人のまねをしてもしょうがないのと同じで、自分のやり方が合わないと思う部下や同僚だっているわけです。ですので、もう自然体でいくしかないですよね。自分が思っている以上に、みんなはあなたのことを見ていません。とはいえ、周りが思っている以上にはあなたのことを見ているので、ある種の鈍感さは必要でしょうね。
 
 

「人を巻き込む力」

私自身こだわっているわけではないですが、自分がなんとなく強みかなと思っている能力は「巻き込まれ力」です。「人を巻き込み、プロジェクトを成功に導いてほしい」とか上司は思うわけじゃないですか。でも、そんなの、面倒くさいです。てゆうか向いてないです。それを無理にやっても仕方ありません。
逆に、私は自分の強みをほかの人に見つけてもらうのが得意ですし、そのようにして、自分が貢献できる分野を再発見し、へー、と妙に納得したりすることが多いわけです。自分のことは、案外自分ではわからないんだな、と思ったりもするのですが、これって「素直さ」という資質がある程度必要なのかもしれませんね。
あんまり関係ありませんが、台湾大地震の翌週に台湾旅行にでかけたり、ロサンゼルスから帰る日に9.11が起こったり、たまたま大学生のときに大阪にいたので阪神淡路大震災に被災したり、東日本大震災のときに会社から家まで4時間かけて帰ったり、天災が私を呼ぶのか、私が天災を呼ぶのか、妙に大きな出来事に巻き込まれがちなのも、運命なのかもしれませんね。
 
と書いているうちに、まだまだ言い足りないことがあるんじゃないかと思うのですが、それはまた思いついたときに書きます。
 
人生はひとそれぞれですから。