諸々の諸事情により

日常を豊かにするちょっとしたこと。

キャリアを作っていくということ

まだ大企業で消耗してるの?

なんだか挑発的な見出しを書いてしまいましたが、世の中の会社の99%は大企業ではないのです。

ま、この数字は事業所数での比率なので、従業員比率でみると大きく違ってくるのですが、それでも世の中の約7割は中小企業の人なのであり、この人たちと感覚が違うってことは致命的なことだと気づきましょう。

だって大企業だって、消費者向けのサービスをしかけていく場合には、富裕層とか、大企業の人たちだけを相手にセグメンテーションするわけじゃないですよね?

だから、大企業で、特に同じ大企業相手の仕事をしている人たちは、自分たちの感覚が市井とずれていないか、自らチェックする感覚はもっておいたほうがよいと思うわけです。

自分たちの会社のルールが、世間でも通用すると思わないことです。

大企業の人たちがやっている業務プロセスって、本当にいるのそれ? ってのがかなり多いですし、それはコンプライアンスとか、自主ルールとか、そういう類の生産性とは違う領域で起こっていることが多いので、それはそれとしても、自分たちのサービスを磨き上げるためにはどうしたらいいのか、純粋に考えたいのであれば、大企業だけのキャリア形成っていうのはリスクだなあと感じるわけです。

自分自身を振り返って

えらそうにこんなことを書いている私も、新卒で入った会社は別として、今のところ、大企業を渡り歩いています。

でも、そんな会社で消費者向けの事業企画とか商品企画をしていて、それって本当にユーザーのため? と感じることは多いです。

だいたい、そんな会社の経営判断をする人って、もはや普通の人ではないです。どっかで感覚がずれているのでしょう。それに一生懸命根拠をつけようともがいている大企業のあなたも、きっとどこかで感覚がずれているのではないでしょうか。

うちの会社は技術があるからとか、営業基盤があるからとか、そんなものはもうあまり強みにはならないでしょう。

最初はみんな話を聞いてくれます。最初はね。

でもどっかでずれてるなって感じたら人は離れていきます。そんな場面を私は何回も見ました。

なんでこんなことを書いているかっていうと、自分自身絶賛転職活動中だからであり、自分への戒め、あるいは備忘として、ここに残しておくことは意味があるのかなと思った次第です。

未来の私がこの記事をみたときにどう思うか、また追記できればと思います。

もうちょっと詳しく知りたい方へ

大企業にもベンチャーにもいると思いますが、自分自身何か成し遂げたな、何かひとかどの人物になった気がするな、って地点に立っている人って、「一皮むけた」体験をしているものです。

この「一皮むけた」ってのがどういうことなのか、たとえば立志伝を読むのはひとつの方法ですが、経営学の理論的な構築として私が興味を持っているのが、金井先生の考え方です。

ご興味ある方は、詳しくはこちらをどうぞ。

【電子版】


 

【紙の本】

仕事で「一皮むける」 [ 金井寿宏 ]