仮想通貨は電気紙幣の夢を見るか?
いやー、仮想通貨元年ですね。
いまさら聞けない、仮想通貨のイロハについては、いろいろいいサイトがころがってますんで、適当に探してみてください。
この記事では、私自身、投資してみてわかったこと、またオススメの取引所情報などを紹介してみようと思います。
仮想通貨とは何か
仮想通貨という言葉は耳慣れなくても、ビットコインという単語は聞いたことがあるかもしれません。それくらい、いまは、ビットコインが仮想通貨の基軸通貨となっています。これ以外にも、世界中では、イーサリアム、リップル、といった100以上の様々な仮想通貨が発行されています。
仮想通貨の特徴
実体がない
その名のとおり、通貨ではありますが、「仮想」とついています。それはすなわち、実体がないということです。実体がないというと聞こえが悪いですが、普通の通貨と違って、仮想通貨にはモノとしての実体がありません。つまり、お財布にいれておけるようなものではないのです。
価値の源泉は?
通貨なので、単位があります。たとえばビットコインは「BTC」という単位で表されます。2017年4月末での1BTCの価値は日本円で約15万円です。この15万円という価値は、未来永劫そのままではなく、変化します。ドル円レートと同じように。円/BTCレートも変化します。みんなが円よりビットコインのほうがいいや! ってなるのであればビットコインの価値はあがります。
ではその価値は誰が保証しているのか?
円やドルであれば、その価値を政府が保証しています。厳密にいうと、普通の通貨に関しても、経済学の一分野になるくらいのいろいろな議論があるのですが、それはまたの機会に。ともかく、円やドルはみんなが生活するうえで、普通にその価値を認めているので、安心してどこでも買い物ができるわけですね。
ではビットコインに代表される仮想通貨は誰がその価値を保証しているのでしょうか? 仮想通貨では、実はそのあたりは結構あいまいで、中央集権的な組織がその価値を下支えしているわけではありません。従って、ある日に誰もが見向きもしなくなれば、極端な話、その価値はゼロになります。
でも、ある程度の人がある程度の価値を認めてしまっているものは、そうそうなことではその価値はゼロになりませんね。今のところ、仮想通貨自体は(一部の詐欺的なものを除いて)、将来性も含めその価値が徐々に認められつつあるので、まあ心配しなくても大丈夫でしょう。事実、改正資金決済法によって、仮想通貨は「通貨」であるということが法整備によって支えられようとしています。
最新のIT技術が仕組みを支えている
ブロックチェーンという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
上で書いたように、仮想通貨は実体がありません。その価値はどこに保存されているかといえば、たとえば、ビットコインは、ブロックチェーン技術によって支えられたネットワーク上でその価値が保存されています。
いろいろな人が解説しているのでここでは詳細には触れませんが、信頼できるネットワークをみんなで構築し、それをみんなが手軽に利用できるようにするということが、この技術のすごいところです。この技術のおかげで、たとえば、送金手数料が従来の「通貨」に比べて格段に安価にできる、というようなことが実現します。
これが仮想通貨が今後爆発的に価値をあげていく予想の根拠になっているところであって、たとえばクレジットカード決済手数料にくらべて、仮想通貨決済ではこれまでの半分になる、と言われたら、お店はもちろん、間接的に消費者の利益にもつながるため、多くの人に期待されているというわけです。
取引してみてわかったこと
手数料が高い(厳密には手数料ではありませんが、売買にかかるコストが高い)
これ、さっき書いたことと矛盾しています。何を言おうとしているのか。
仮想通貨って、いま買おうと思ったら、取引所で買うのが一般的なんですね。ビットコインではマイニングといって、計算機を使ってビットコイン自体の価値をネットワーク上に創出することもできるのですが、今現在ではマイニングにも莫大な計算量が必要とされるため、普通の人の規模では、電気代に比べてマイニングするビットコインの価値が割に合わないため、まあ取引所を経由して買うのが一般的なわけです。
で、取引所はどんなことをしているのか。
仮想通貨を買いたい人と仮想通貨を売りたい人を仲介し、その取引の手数料をもらったり、あるいは取引所自体が仮想通貨を保有して、それを売るときに、買える値段より高くしてその差分で利益を得ていたりするのです。
その際の手数料が、思ったより高いな、というのが第一印象です。詳しくはそれぞれの取引所の情報を参照してくださいな。ここではあくまで所感として述べるに留めます。バクっとした肌感覚では数%くらい。これ、デイトレード的にやろうとすると、全然無視できない金額になっていきます。
私の投資している仮想通貨が割とマイナーなために高いのかもしれませんがね。こうした手数料はFXでいうところのスプレッドに近いのかなと思います。初期のFXではスプレッドも随分高かったのですが、最近はずいぶんと淘汰・洗練され、このあたりも改善されてきていると聞きます。仮想通貨もこのような流れになっていくといいですね。
だが、勢いがある
実際に取引を始めてみて思ったのですが、参入するまでは、本当にその価値本物? って思ってたりもしてました。ビットコインがこれほど世間でニュースになっているのにも関わらず、やってみるまではやはり自分でもその価値が理解しにくいものです。
ていうのも、まずどこで買ったらいいんだろう、そもそも本当に買えるのだろうか、または売れるのだろうか、みんな本当に買っているのだろうか? といった疑念がどうも頭をよぎり続けます。
買った今ですら、半分はその疑念に頭を占拠されていますが、まあ実際買ってみたら、あっさり買えましたし、買った後、幸いにもその価値はあがっています。どの取引所で買うかにもよると思うのですが、思ったより値動きが激しく、みんなちゃんと取引しているんだなあという勢いが感じられました。
オススメの取引所
coincheck
コインチェック株式会社が運営。会社自体の設立は古く、2012年。「日本で一番簡単にビットコインが買える取引所」と謳っています。
アプリをダウンロードしたときに、関連するアプリで「STORYS.JP」がでてきて、あれ? と思ったのですが、あのビリギャルを生んだSTORYS.JPもこの会社の運営みたいです。意外でした。
結構、テック系の創業者のようで、いろいろと仕掛けてきそう。そういう意味では可能性が感じられます。
取引通貨
いまのところ、ビットコイン、イーサリアム以外も含めて、12種類の仮想通貨を取り扱っています。すべて日本円で取引ができるので、ビットコイン以外のコイン(オルトコインと総称されています)に可能性を感じている人は、こちらの取引所がオススメ。
私はもっぱらここを主戦場としています。
ビットコインの取引をしたいのであればどこも大差ないのかもしれませんが、イーサリアム、リップル、ネム、オーガーといった仮想通貨は将来化けそうなので、ここのチャットを見ておくと勉強になります。
bitflyer
運営企業
株式会社bitflyerは、国内最大手で、ビットコイン取引量、ユーザー数は日本一。
また資本金もほかの企業と比較してあたま二つ分くらい抜けている感があります。
SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルといったそうそうたるメガバンクや、リクルートやGMOなど大企業が出資していて、安心感があります。
取引通貨
いまのところ、ビットコインとイーサリアム。なお、イーサリアムはビットコイン経由の決済でしか買えません。
Zaif
運営企業
テックビューロ株式会社です。この会社は、株価も急上昇しているので、知っている方も多いかもしれません。
詳しくは別途書こうと思っているのですが、積立投資ができるのはここの取引所の面白いところ。銀行に眠らせておくくらいなら、ビットコインを積み立てておくほうが、夢がありますね。
マーケティング的には、アイドルとコラボしたBITGIRLSとか、ロケーション情報を使ったサービスであるZaicaでGO(仮称)といった、二次元好きの方=インターネット生息民を取り込もうといった面白い取り組みをされています。
取引通貨
ここの取引所は、ビットコイン以外に変わった通貨を取り扱っています。coincheckでも扱っているオルトコインの一種であるネム、日本発といわれているモナコイン、Zaifといった独自コインを扱っています。
番外編(CloudTip)
ビットコインで、「いいね!」や「感謝、応援の気持ち」を投げ銭できるサイトです。送金コストが低いビットコインならではのサービスですね。
今はキャンペーン中とのことで、下記リンクから登録すると、1.1mBTCがもらえます。
(2017年7月13日正午をもって、CloudTipはサービス終了となります)
今後はどうなる?
適当なことも言えないので、正直いってよくわかりません。適当なことも言えないので、この記事も適宜アップデートしていこうと思っています。
取引記録なんかも公開できるといいなと思ってますんで、生暖かく見守ってください
今後このブログが役にたったなと思える瞬間がありましたらうれしく思います。
それでは!